うつわを焼くα版 English

尾形 乾山おがた けんざん

1663年(寛文3年) — 1743年(寛保3年)

江戸時代の陶工・絵師。諱は惟充、号は深省・乾山など。京都の呉服商・雁金屋の三男で、6歳上の兄が尾形光琳。父の遺産を放蕩に費やした兄と対照的に、内省的で書物を愛し隠遁を好んだ。仁和寺の南に習静堂を構えて参禅と学問に励み、門前に住んでいた野々村仁清から本格的に陶芸を学んだ。37歳のとき二条綱平から与えられた鳴滝泉谷の山荘に窯を開き、都の北西(乾)の方角にあたることから「乾山」と号して作品に記した。50歳で二条丁子屋町に移って多くの作品を手がけ、自由闊達な絵付けと洗練の中の素朴な味わいが作風。乾山が器を作り光琳が絵を描いた兄弟合作も多い。69歳で江戸・入谷に移り、81歳で没した。野々村仁清青木木米とともに京焼三名工に数えられる。

作品 5点制作年順

銹絵観鷗図角皿 銹絵観鷗図角皿 共作 江戸時代中期(18世紀初) 東京国立博物館(東京都台東区) 尾形 乾山 ・ 尾形 光琳 器は乾山、絵は光琳。宋の詩人・黄山谷が鷗をながめる図を、兄が軽妙な筆で描いた兄弟合作。
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色絵竜田川文透彫反鉢 江戸時代中期(18世紀初) 岡田美術館(神奈川県足柄下郡箱根町) 尾形 乾山 竜田川の紅葉を色絵と透かし彫りで表した乾山の反鉢。
銹絵寒山拾得図角皿 銹絵寒山拾得図角皿 共作 江戸時代中期(1709〜16年) 京都国立博物館(京都府京都市) 尾形 乾山 ・ 尾形 光琳 寒山と拾得を兄・光琳が描き、弟・乾山が詩を賛した一対の角皿。兄弟合作は1709〜16年の間とされる。
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色絵十二ヶ月和歌花鳥図角皿 江戸時代中期(18世紀初) MOA美術館(静岡県熱海市) 尾形 乾山 十二か月の花鳥と和歌を、一枚ずつに描いた12枚の角皿。
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銹藍金絵絵替皿 江戸時代中期(18世紀初) 根津美術館(東京都港区) 尾形 乾山 銹絵・藍・金で、一枚ずつ絵の違う5枚の皿。