野々村 仁清ののむら にんせい
生没年不詳(17世紀)
江戸時代前期の陶工。通称は清右衛門。丹波国桑田郡野々村(いまの京都府南丹市美山町)の生まれで、若いころ粟田口や瀬戸で修業したといわれ、正保年間(1644〜48年)ごろ京都・仁和寺の門前に御室窯を開いた。京焼の色絵陶器を完成させた人とされる。中世以前の陶工は無名の職人だったが、仁清は自分の作品に「仁清」の印を捺し、自分の作であることを宣言した——近代的な意味での「作家」としての意識をもった最初期の陶工といえる。轆轤の技に優れ、大振りの茶壺を破綻なく均一な薄さに挽き上げた。色絵雉香炉のような彫塑的な作品にも優れる。号の「仁清」は仁和寺の「仁」と清右衛門の「清」を門跡から拝領したものと伝える。
作品 21点制作年順
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色絵輪宝羯磨文香炉(藤田美術館)
1657年(明暦3年)
藤田美術館(大阪府大阪市)
野々村 仁清
明暦3年の銘をもつ仁清の香炉。輪宝と羯磨(密教の法具)の文様。同名同年の香炉が岡田美術館にもある。
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色絵輪宝羯磨文香炉(岡田美術館)
1657年(明暦3年)
岡田美術館(神奈川県足柄下郡箱根町)
野々村 仁清
藤田美術館の香炉と同名・同じ年記。萬野美術館の旧蔵。
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色絵鳳凰文壺
17世紀(江戸時代前期)
出光美術館(東京都千代田区)
野々村 仁清
鳳凰を色絵で描いた仁清の壺。
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色絵法螺貝形香炉
17世紀(江戸時代前期)
静嘉堂文庫美術館(東京都千代田区)
野々村 仁清
法螺貝の形の仁清の香炉。彫塑的な作にも優れた仁清らしい一品。
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色絵法螺貝形香炉(大阪・法人蔵)
17世紀(江戸時代前期)
法人蔵(大阪府)
野々村 仁清
静嘉堂の法螺貝形香炉と同名のもう一口。大阪の法人の所蔵。
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色絵罌粟文茶壺
17世紀(江戸時代前期)
出光美術館(東京都千代田区)
野々村 仁清
罌粟(けし)の花を描いた仁清の茶壺。
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銹絵水仙文茶碗
17世紀(江戸時代前期)
天寧寺(京都府京都市)
野々村 仁清
色絵ではなく銹絵(鉄絵)で水仙を描いた仁清の茶碗。京都・天寧寺の所蔵。
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色絵鱗波文茶碗
17世紀(江戸時代前期)
北村美術館(京都府京都市)
野々村 仁清
鱗のような波の文様を色絵で描いた仁清の茶碗。
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色絵山寺文様壺
17世紀(江戸時代前期)
根津美術館(東京都港区)
野々村 仁清
山寺の風景を色絵で描いた仁清の壺。
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色絵瓔珞文花生
17世紀(江戸時代前期)
仁和寺 霊宝館(京都府京都市)
野々村 仁清
仏具の瓔珞の文様を色絵で描いた花生。仁清が窯を開いた仁和寺に伝わる。
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色絵吉野山図茶壺
17世紀(江戸時代前期)
静嘉堂文庫美術館(東京都千代田区)
野々村 仁清
吉野山の桜を色絵で描いた仁清の茶壺。
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色絵吉野山図茶壺(福岡市美術館)
17世紀(江戸時代前期)
福岡市美術館(福岡県福岡市)
野々村 仁清
静嘉堂の吉野山図茶壺と同名のもう一口。福岡市美術館の所蔵。