色絵藤花文茶壺いろえふじばなもんちゃつぼ
壺の面を画面にして、金銀を交えた色絵で藤を描く。仁清の轆轤の技がそのまま形になっている。
野々村仁清の茶壺。現存する仁清の茶壺は、立体的な器面を画面として生かし、金彩・銀彩を交えた色絵で華麗な絵画的装飾を施している。本品はその代表で、白い肌の壺に藤の花房を垂らして描く。仁清は轆轤の技に優れ、大振りの茶壺を破綻なく均一な薄さに挽き上げた。仁清の茶壺の多くは茶道を好んだ大名の京極家によって江戸初期から集められ、明治には三井家に伝わったものが多い。MOA美術館は岡田茂吉(1882〜1955年)の収集品を収蔵展示する熱海の私立美術館で、国宝3件・重要文化財67件を含む約3500件を所蔵する。
説明文の出どころ:野々村仁清(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)