油滴天目茶碗ゆてきてんもくぢゃわん
油の滴のような銀の斑が全面に浮かぶ。安宅コレクションの中核。
- 制作年
- 南宋時代(12〜13世紀)
- やきもの
- 建窯の天目(中国・福建)
- 所在
- 大阪市立東洋陶磁美術館(大阪府大阪市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 陶器(建窯・黒釉)
天目茶碗は、鉄分を含む釉(天目釉)をかけて焼いた黒い陶器の茶碗の総称。宋代に白い茶の流行とともに珍重され、鎌倉時代に中国の天目山へ留学した禅僧が喫茶の習慣とともに日本へ持ち帰ったことから、この名で呼ばれる。建窯の建盞からは曜変・油滴・灰被・禾目の各天目が派生し、油滴天目は釉の表面に油の滴のような銀色の斑が浮かぶもの。本品は大阪市立東洋陶磁美術館の所蔵で、同館は住友グループから寄贈された安宅コレクションを核に1982年に開館した美術館。安宅産業の会長だった安宅英一が二十数年をかけて集めた東洋陶磁が、同社の経営破綻ののち散逸を免れて大阪市に寄贈されたもので、国宝2件・重要文化財13件を含む。
説明文の出どころ:大阪市立東洋陶磁美術館(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)