曜変天目茶碗(龍光院)ようへんてんもくぢゃわん
3碗のうちもっとも地味で、「幽玄な趣」と評される。拝観謝絶の寺にあり、見る機会がいちばん少ない。
- 制作年
- 南宋時代(12〜13世紀)
- やきもの
- 建窯の天目(中国・福建)
- 所在
- 龍光院(京都府京都市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 陶器(建窯・黒釉)
- 寸法
- 高さ6.6cm・口径12.1cm・高台径3.8cm
現存する3碗の曜変天目茶碗の一つ。3碗の中ではもっとも地味な品とされ、その輝きは「幽玄な趣」「品位においてもっとも優れる」などと評される。漆黒の黒釉が厚くかかり、外側は無文だが内側の全面に斑紋が現れる。斑紋は比較的小さく、口縁近くでは星雲状に長く連なり、下方では3つ4つの斑紋の集まりが等間隔に並ぶ。口縁と底のまわりの斑紋には青や藍の光彩が出るが、光り方は穏やか。もとは大坂・堺の大通庵にあり、天王寺屋津田宗及の次男で大徳寺の江月宗玩が龍光院の開山にあたって同寺に伝え、以来400年にわたって龍光院にある。龍光院は拝観謝絶の寺院で、本品も非公開のため、国宝3碗の中でも見られる機会はもっとも少ない。
説明文の出どころ:曜変天目茶碗 (龍光院)(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)