曜変天目茶碗(藤田美術館)ようへんてんもくぢゃわん
3碗で唯一、外側にも曜変が強く出ている。家康から水戸徳川家へ、1918年の売立てで藤田家へ。
- 制作年
- 南宋時代(12〜13世紀)
- やきもの
- 建窯の天目(中国・福建)
- 所在
- 藤田美術館(大阪府大阪市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 陶器(建窯・黒釉)
- 寸法
- 高さ6.8cm・口径13.6cm・高台径3.6cm
現存する3碗の曜変天目茶碗の一つで、3碗の中で唯一、外側面にも曜変が強く現れているのが特徴。内側の斑紋は細い輪郭線だけのもの、内部が白むもの、真円や楕円など様々な形で点在し、そのまわりの光彩は藍や水色に強く輝いて、見込みでは縞状に並ぶ。光彩の鮮やかさは静嘉堂の稲葉天目に及ばないが、内外ともに曜変が強く現れるのは本品だけ。口縁の赤い部分は釉の剥落を修繕したもので、その上に銀合金の覆輪がかかる。判明している最古の所有者は徳川家康で、家康の11男・徳川頼房が拝領して水戸徳川家に伝わり、1918年の売立てで藤田平太郎が購入した。4重の箱と唐花文字螺鈿の天目台が付属する。
説明文の出どころ:曜変天目茶碗 (藤田美術館)(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)