志野茶碗 銘 卯花墻しのぢゃわん めい うのはながき
日本で焼かれた茶碗で国宝は2つだけ。その一つ。
志野焼は美濃焼の一種で、安土桃山時代に美濃(岐阜県)で焼かれた白釉の焼き物。室町時代の茶人・志野宗信が美濃の陶工に命じて作らせたのが始まりとされる。鉄分の少ない白土の素地に、長石を砕いて精製した志野釉を厚めにかけて焼き、釉肌にはきめの細かい貫入や柚肌、小さな孔が多く出て、釉のかかりの少ない釉際や口縁には「火色」と呼ばれる赤みのある景色が出る。本品は国産の茶陶としては2つしかない国宝の一つで(もう一つは本阿弥光悦の楽焼白片身変茶碗 銘 不二山)、1959年(昭和34年)に指定された。三井記念美術館は旧財閥三井家の伝来品を収蔵展示する私立美術館で、日本橋室町の三井本館7階にある。
説明文の出どころ:志野焼(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)