天目茶碗の代表は福建省建陽の建窯の建盞と、江西省吉安県の吉州窯の玳皮盞(鼈盞)で、前者からは曜変・油滴・灰被・禾目の各天目が、後者からは木葉・文字・鸞の各天目が派生した。油滴天目は黒釉の表面に油の滴のような斑が浮かぶもの。本品は口縁に白い覆輪を付けた油滴の鉢で、茶碗より大きい。藤田美術館は明治の実業家・藤田伝三郎とその一族の収集品を収蔵し、国宝9件・重要文化財53件を含む。
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