信楽一重口水指 銘 柴庵しがらきひとえぐちみずさし めい しばのいおり
正面に縦の大きなひび。内側は漆で繕われている。信楽の水指を代表する一つ。
- 制作年
- 安土桃山〜江戸時代(16〜17世紀)
- やきもの
- 信楽焼
- 所在
- 東京国立博物館(東京都台東区) 地図
- 指定
- 重要文化財
- 技法
- 炻器(信楽焼・自然釉)
- 寸法
- 高さ14.7cm・口径17.3cm・底径15.5cm
信楽焼は滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる陶器で、日本六古窯の一つ。鎌倉時代後期に常滑焼の技術が伝わって窖窯による壺・甕・擂鉢づくりが始まり、室町・桃山時代以降は茶の湯の隆盛とともに「茶陶信楽」として茶人に珍重された。耐火性に富み腰の強い土は長石や石英の粒を多く含み、焼くと温かみのある火色(緋色)が出て、灰が溶けたビードロ釉と焦げが景色になる。本品は白い長石粒を含む信楽の土でほぼ真っすぐに立ち上げた一重口の水指。淡い黄緑の自然釉が掛かった正面に縦のひび割れが入り、側面は黒く焼け焦げている。ひびは内側から漆で繕われ、わび茶ではこうした傷こそが味わいとされた。広田松繁氏の寄贈。
説明文の出どころ:信楽焼(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- CC BY 4.0(ColBase)
- 撮影
- 東京国立博物館
- 出典
- 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/G-5307?locale=ja)をもとに縮小