緑釉四足壺りょくゆうしそくつぼ
四本の足をもつ緑釉の壺。中国青磁を写した形が、和様化した優品。
猿投窯は愛知県名古屋市東部から豊田市西部にかけて集中する1000基を超す古窯跡の総称で、日本三大古窯の一つ。古墳時代後期から鎌倉時代初期まで700年余り焼き物を作り続け、「須恵器の時代」「灰釉陶器の時代」「山茶碗の時代」の三期に分けられる。本品は平安時代の緑釉陶器の一つで、奈良時代の多彩釉から単彩の緑釉に変わる9世紀の典型的な作。この種の四足壺はそれまでの須恵器や金属器の形ではなく、新たに中国の青磁を写した器形といわれ、なかでも本品は和様化が進んだ優品。中国の影響と和様化を考えるうえで貴重な資料とされる。
説明文の出どころ:猿投窯(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- CC BY 4.0(ColBase)
- 撮影
- 九州国立博物館
- 出典
- 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/kyuhaku/G18?locale=ja)をもとに縮小