緑釉骨壷(京都市山科区勧修寺北大日出土)りょくゆうこつつぼ
軟らかい土師質の胎に緑釉。中国の青磁を写した、下ぶくれのおだやかな形。
緑釉陶器は中国から伝わり、日本では主に平安時代に作られた鉛釉の施釉陶器で、灰釉陶器とともに人工的に釉を掛けた国内最初期のもの。当時は施釉陶器を「瓷器」、緑釉陶器を「青瓷」と呼んでいたと考えられる。施釉の技術は7世紀中ごろに朝鮮半島からもたらされ、8世紀前半に生産が始まり、奈良時代には唐三彩に倣った奈良三彩や二彩・緑釉単彩が貴族や皇族に供された。本品は京都市山科区北大日町の丘陵地から出土した平安時代初めごろの骨蔵器で、軟らかい土師質の胎土に緑釉を掛ける。中国の青磁を写したもので、下ぶくれのおだやかな器形が平安初期の雰囲気を伝える。
説明文の出どころ:緑釉陶器(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- CC BY 4.0(ColBase)
- 撮影
- 京都国立博物館
- 出典
- 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/kyohaku/J甲448?locale=ja)をもとに縮小