緑釉黒花牡丹文瓶りょくゆうこっかぼたんもんへい
白化粧の上に黒泥で牡丹を描いて掻き落とし、さらに緑釉を掛けた。磁州窯の技を重ねた瓶。
- 制作年
- 金時代(12世紀)
- やきもの
- 磁州窯(中国・河北)
- 所在
- 大阪市立東洋陶磁美術館(大阪府大阪市) 地図
- 指定
- 重要文化財
- 技法
- 陶器(磁州窯・緑釉)
磁州窯は中国河北省磁州(いまの磁県)を中心に華北一帯に広がった窯業地とその製品の総称で、「磁器」の語源ともされる。最盛期は宋から金時代で、鉄分を含んだ灰色の素地に白い土を掛けて透明釉を掛ける白化粧が特徴。白化粧した素地に黒泥を掛け、黒泥だけを掻き落として模様を描く「白黒掻落とし」が代表的な装飾技法。本品はその掻き落としで牡丹を表したうえに緑釉を掛けた瓶で、金時代の磁州窯系の作。安宅コレクションの一つ。大阪市立東洋陶磁美術館は、安宅産業が会長・安宅英一の主導で集めた「安宅コレクション」を核とする。安宅産業の経営破綻ののち、住友グループ21社の寄付で大阪市が965件を買い取り、1982年に中之島に開館した。国宝2件・重要文化財13件を含む約4000点を収蔵する。
説明文の出どころ:磁州窯(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)