火焔型土器(笹山遺跡出土 深鉢形土器)かえんがたどき
燃え上がる炎のような口縁。笹山遺跡の57点が、縄文土器で唯一の国宝。
火焔型土器は、燃え上がる炎をかたどったかのような形をもつ縄文時代中期の土器で、新潟県の信濃川流域に集中して出土する。ほとんどが深鉢形で、胴には粘土紐を貼り付けてS字状や渦巻状の文様を施し、縄を押し付ける縄文の装飾はほとんど見られない。上部は原則として4か所に大ぶりの把手を付け、口縁は鋸の歯状に作る。おこげが付いたまま出土する例から煮炊きに使われたと考えられる一方、形から見て祭祀に使われたとする考えもある。十日町市の信濃川右岸段丘上にある笹山遺跡から1980〜86年の発掘で出土した「新潟県笹山遺跡出土深鉢形土器」57点が1999年に国宝に指定され、14点の火焔型土器を含む。写真は教科書などに載ることの多い代表的な1点(指定番号1)。
説明文の出どころ:火焔型土器(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)