土偶(縄文の女神)どぐう(じょうもんのめがみ)
八頭身。高速道路の工事で見つかり、5つに割れて出てきた、日本最大級の土偶。
山形県舟形町の西ノ前遺跡から出土した縄文時代中期の土偶。高さ45cm、淡い赤褐色で、日本で発掘された土偶の中で最大級。均整のとれた八頭身の美しい姿から「縄文の女神」と呼ばれる。1992年、尾花沢新庄道路の建設ルートにあたる最上小国川左岸の発掘で、土器の捨て場から左足・腰・頭・胴・右足の5つに割れて出土し、復元された。顔は扇形で目鼻の表現はなく、乳房は逆三角形、臀部は後方に大きく屈曲し、両脚は足裏に穴を空けて内部の土を掻き出してある——焼くとき中が生焼けになるのを防ぐ工夫と考えられる。故意に壊された状態で出土する土偶が多い中、ほぼ全体が残る点で貴重。一緒に出た47点の土偶残欠が附として指定されている。1998年に重要文化財、2012年に国宝。2009年の大英博物館の土偶展にも出た。
説明文の出どころ:縄文の女神(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)