色絵釘隠いろえくぎかくし
金属の七宝の釘隠を、陶器で写した。丸亀藩の京極家に伝わり、仁清の御室焼と記録される。印は無い。
釘隠は日本建築で、長押や扉に打った釘の頭を隠すために付ける木製や金属製の装飾。桃山時代以降、金銅や銅で意匠を凝らした飾り金具が多く作られ、西本願寺黒書院や修学院離宮の七宝の釘隠が知られる。本品は象嵌七宝の釘隠を陶器で模したもので、扇形などがある。讃岐国丸亀藩主の京極家に伝来し、印も銘も無いが、文献の記録によって江戸時代から野々村仁清の窯で焼かれた御室焼と認識されていたことが分かる。扇形は建物に実際に取り付けられていたらしく、裏に接着材とみられる漆の付着がある。作者の欄は「伝 野々村仁清」——印が無いので、ここでは作り手を結ばず、伝承として書く。
説明文の出どころ:釘隠(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- CC BY 4.0(ColBase)
- 撮影
- 京都国立博物館
- 出典
- 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/kyohaku/G甲539?locale=ja)をもとに縮小