琺瑯彩梅樹文皿ほうろうさいばいじゅもんさら
景徳鎮で焼いた白磁に、紫禁城の中で絵付けをした「琺瑯彩」。とくに優れたものを俗に古月軒と呼ぶ。
- 制作年
- 清時代・雍正年間(1723〜35年)
- やきもの
- 景徳鎮窯(中国・江西)
- 所在
- 東京国立博物館(東京都台東区) 地図
- 指定
- 重要文化財
- 技法
- 磁器(景徳鎮窯・琺瑯彩)
- 寸法
- 高さ4.4cm・径17.3cm・底径10.8cm
粉彩(琺瑯彩・洋彩とも)は清の康煕年間(1662〜1722年)に始まった上絵付けの技法で、ヨーロッパの七宝の技術を陶磁器に応用したもの。琺瑯質の白粉に顔料を重ねて描き、それまでの五彩では難しかったグラデーションや絵画的な表現ができるようになった。水溶性の絵具と油性の絵具を併用し、焼成を織り込みながら何度も彩色を重ねる複雑な技法で、鎖国下の江戸時代の日本には伝わらなかった。宮廷画家などが絵付けをしたものは古月軒と呼ばれる。本品は白磁の胎を景徳鎮から運び、紫禁城の中で絵付けをした琺瑯彩の皿で、梅の木を描く。底に「雍正年製」の銘。作行きがとくにすぐれ、俗に古月軒と称される類。横河民輔は建築家・実業家で、1914年ごろから中国陶磁を集め、新石器時代から清時代までを体系的に含む約5000点のコレクションを作った。1932年から1943年にかけて約1100件を東京帝室博物館に寄贈し、東京国立博物館の中国陶磁の核となった。
説明文の出どころ:粉彩(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- CC BY 4.0(ColBase)
- 撮影
- 東京国立博物館
- 出典
- 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/TG-1333?locale=ja)をもとに縮小