色絵竹叭々鳥文大皿いろえたけははちょうもんおおざら
古九谷様式の大皿。画面いっぱいに二羽の叭々鳥と草花。
有田焼は佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器で、積み出し港の名から伊万里とも呼ばれる。1610年代に李参平が泉山で白磁鉱を見つけて磁器生産が始まり、1640年代に中国人陶工によって上絵付けの技術が伝わって色絵磁器が作られるようになった。青・黄・緑などを基調にした伝世品の「古九谷様式」は、かつて加賀国九谷の産とされたが、20世紀後半以降の窯跡調査で、この時期の有田の初期色絵がほとんどを占めることが分かっている。本品は画面いっぱいに雄渾な筆致で二羽の叭々鳥(八哥鳥。中国で吉祥の画題として好まれた)とさまざまな草花を描いた大皿で、裏面の外周には色絵で松竹梅。底裏中央の銘は緑の上絵具で塗りこめられて読めない。三共を興した古美術コレクター塩原又策の旧蔵で、塩原千代氏の寄贈。
説明文の出どころ:有田焼(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)
写真について
- ライセンス
- CC BY 4.0(ColBase)
- 撮影
- 東京国立博物館
- 出典
- 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/G-5040?locale=ja)をもとに縮小