唐津焼は近世初期以来、佐賀県東部・長崎県北部の諸窯で作られた陶器の総称で、創始は1580年代とみられる。絵唐津は鬼板と呼ばれる鉄溶液で花鳥や草木を描き、透明な釉を流し込んで焼いたもので、土色の肌と伸びやかな意匠が独特のわびしさを生む。本品は三つの耳を付けた壺に柿を描いた絵唐津。出光美術館は出光興産の創業者・出光佐三の収集品を核に、国宝2件・重要文化財57件を含む約1万件を所蔵する。
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