土偶(中空土偶・茅空)どぐう(ちゅうくうどぐう・かっくう)
ジャガイモ畑から出てきた、北海道でただ一つの国宝。中が空洞の土偶では国内最大。
- 制作年
- 縄文時代後期後半(約3200〜3500年前)
- やきもの
- 縄文の土器・土偶
- 所在
- 函館市縄文文化交流センター(北海道函館市) 地図
- 指定
- 国宝
- 技法
- 土器
- 寸法
- 高さ41.5cm・幅20.1cm・重さ1745g
中が空洞に作られた土偶を中空土偶といい、縄文時代中期に現れる。本品は1975年8月24日、北海道の旧南茅部町(いまの函館市尾札部町)のジャガイモ畑で農作業中の主婦が見つけたもの。教科書で見た土偶ではないかと家族に言われて役場に相談し、町教育委員会の調査で周辺が縄文時代後期の墓群(著保内野遺跡)と分かった。高さ41.5cmで中空土偶としては国内最大。作りが極めて精巧で写実的、表面がよく研磨され、非常に薄作りで文様構成も優れることから、縄文の土偶造形の頂点とも評価される。南茅部の「茅」と中空の「空」から「茅空(かっくう)」の愛称がある。1979年に重要文化財、2007年に北海道で初めての国宝に指定された。2011年に開館した函館市縄文文化交流センターで常設展示され、貸し出されるときはレプリカが置かれる。
説明文の出どころ:中空土偶(Wikipedia・CC BY-SA 4.0)