本阿弥光悦は江戸時代初期の数寄者で、楽焼の田中常慶に習ったと思われる茶碗が知られる。香合は香を収納する蓋付きの小さな容器で、茶道具の一種。茶事で炭点前のとき、客は亭主に所望して香合を拝見する。炉の季節(11〜4月)には練香を入れるので陶磁器の香合を用いる。本品は光悦の作とされる赤楽の香合で、兎の文様がある。出光美術館は出光興産の創業者・出光佐三の収集品を核に、国宝2件・重要文化財57件を含む約1万件を所蔵する。
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